みなさまこんにちは。
聖母マリアのカンティクムでは、ソプラノ3とアルト2を歌っているたてかわです。
最近めっきり寒くなってきて、そろそろ冬眠の時期がきたなぁ。と思っています。
ふっきーさんのすばらしい文章の後では、影が薄くなってしまいますが、がんばって書きます。
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思い返すと、この聖母マリアのカンティクム=Magnificatの練習が本格的に始まったのは、2014年4月くらいのことでした。
私のウォークマンでは、2014年4月2日に、既に歌詞つきのMagnificatを練習している音源が最古で残っています。
ので、正確には、それ以前に曲には出会っていたことになります。
一番最初は、まだ歌詞がついていないMagnificatを、oだかaだかの母音で歌ったのを覚えています。
そのころ私は、”ミーントーン”ってなに?”旋法”ってなに?という、右も左もわからない状態でした。
歌詞付の楽譜が出来上がってきて、5曲全て歌ってみても、しばらくは曲毎の特徴をうまくつかめずにいたほどです。
そこに、7月ごろのMedio Registroさんとの全曲合わせ練習!
無色だった曲たちに、様々な色が灯っていったのでした。
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余談ですが、私は”Maria”が登場する曲が好きです。
なぜ好きなのか、は自分でもよくわかりませんが、漠然と言うのであれば、”母”の匂いがするからだ、と思っています。
聖母マリアの7つの悲しみ。は、有名な話ですね。
1.幼子イエスに関するシメオンの預言
2.エジプトへの逃避
3.3日のあいだ少年イエスとはぐれたこと
4.十字架を背負って歩くイエスと出会ったこと
5.イエスの十字架のもとに立ったこと
6.十字架から降ろしたイエスの遺体を抱きとめたこと
7.イエスの遺体を埋葬したこと
多くの人々にとって、イエスは”救い主”だったのでしょう。
しかしながら、マリアにとっては、イエスは”神の子”という以前に”我が子”だったのだと思うのです。
悲しみの話をご紹介しましたが、Magnificatの内容自体は、聖母マリアが神の子を産む役目を授かったことを、神に感謝するお話です。
イエスを身ごもったマリア。やはりそのときにも、母としての喜びがあったのだろうなぁと思います。
けれども同時に、神の子を身ごもった不安や、子の将来を考えた時の苦しみがあったことも想像できます。
曲中に登場するGloria以下は、Magnificatの場面とは異なり、「栄唱」と呼ばれる日々の祈りの中でとなえられる句です。
過去、現在、未来(これから生まれてくる者、生者、死者)すべてに、主の栄光がいつまでも変わらずありますように。
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~17世紀スペインの音楽~
と聞くと、なんだかおかたいのかなぁ~。曲目をみても、よくわかんないし。
と思われるかもしれませんが、Medio Registroさんの音楽の中にいると、当時の人々の生活が見えるような空気感。
知らないはずのノスタルジーを感じずにはいられません。
私たち合唱も頑張らねば!と最終調整(?)の真っ只中です。
暮れのお忙しい時期とは存じますが、ぜひ、渋谷の大和田さくらホールという17世紀のスペインに足をお運びください!
17世紀のスペインで、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
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聖母マリアのカンティクム
~Medio Registro × CANTUS ANIMAE~
前売り券のお申し込みはこちらからどうぞ。
日時:2014/12/21(日)
開演:14:00 (開場:13:30)
会場:大和田さくらホール(渋谷)
入場料:一般4,000円(前売り 3,500円)
S.A.de エレディア:第1旋法による6声のカンティクム
S.A.de エレディア:第4旋法による8声のカンティクム
S.A.de エレディア:第1旋法による8声のマニフィカート
S.A.de エレディア:エンサラーダ
J.B.J カバーリョス:パッサカーリョス
他
出演:
指揮:雨森文也
器楽 メディオ・レジストロ
Rec:古橋潤一、細岡ゆき
Vn:川久保洋子、小野萬里
Va:天野寿彦
Vc:西澤央子
Lu:高本一郎
Org:能登伊津子
Perc:岩村茜
合唱:カントゥス・アニメ