管理人です。
今回はCAが行っているMonthly Concert(以下MC)という取り組みについてご紹介します。
MCは、2010年11月から始めた試みで、
月一回、演奏会やコンクールで取り上げる予定のない曲を取り上げ、
2時間半程度の練習でステージに載せることができるレベルまでの練習をして、
最後に「本番」のつもりで通しをします。
だから、月1回の演奏会〜Monthly Concert〜というわけです。
後ほど、これまで取り上げてきた作品を掲載しますが、
わずか3時間のうちに本番まで仕上げるのですから、
当然、各自が事前に音取りや言葉付けをしておかなければなりません。 結構大変です。
でも、音楽的な練習に特化した3時間は楽しい! 病みつきになります!
では、なぜそんな大変なことを始めることになったのでしょう。
始めるに当たって雨森先生から団員宛にいただいたメッセージの一部を転載します。
CAは、私と「音楽」をするために結成された合唱団ですが、
近年は、音程や声の不揃いを直す練習など、
当初の志とは離れた練習が多くなっていました。
こうした状況を踏まえて、CAが本来の姿を取り戻すために、
まず、月に1回は「音楽」に集中する練習をしようと作ったのが、
Monthly Concertです。
そうなんです。入団のしおりに記載しているようにCAは団員個々が自主的に音楽と向き合うことを重視している合唱団。
のはずなのですが、やはり人の子で、放っておくついつい低きに流れてしまいます。
そこで、個々がその姿勢をもう一度確認し、
団全体が音楽的に成長するために誕生したのが、MCというわけなのです。
MCで取り上げる作品は、
基本的にはその時に取り組んでいる楽曲を理解するために必要と思われるものを選びます。
同じ作曲家の他の作品を取り上げる事もあれば、同時代のライバル作曲家の作品を取り上げることもあります。
長くなりますが、MCで取り上げた曲目のリストを以下に掲載します。
過去の演奏会の曲目リストやコンクール演奏曲と照らし合せて見ていただくと、
その当時、どんなことを学び取ろうとしていたのか?想像できると思います。
2010年 11月 (試行版) BRUCKNER/Virga Jesse ALONSO LOBO/Versa est in luctum 2011年 1月 BRUCKNER/Messe e-mollより Gloria,Sanctus,Benedictus 2月 TALLIS/Lamentations of Jeremiah 第1部 BRUCKNER/Messe e-mollより Credo 3月 TALLIS/Lamentations of Jeremiah 第2部 Pizzetti/Messa di requiemより Kyrie 4月 グレゴリオ聖歌/Dies Irae PIZZETTI/Messa di requiemより Dies Irae 5月 PIZZETTI/Messa di requiemより Dies Irae、Agnus Dei 6月 MOZART/Requiemより Introitus,Dies Irae,Confutatis,Lacrimosa 7月 HAYDN/天地創造より 第1部 In vollen Clanze steiget jetzt,Die Himel erzahlen die Ehre Gottes 第2部 Und Gott sah jedes Ding,Vollendet ist das grosse Werk 8月 FAURE/Requiem 9月 MOZART/Requiemより Domine Jesu,Hostias,Sanctus,Benedictus,Agnus Dei 10月 MOZART/Requiemより Domine Jesu,Hostias,Sanctus,Benedictus,Agnus Dei HAYDN/天地創造 第1部 11月 MARTIN/Song of Ariel 2012年 1月 MOZART/Vesprae solennes de Confessore K339 3月 MOZART/戴冠ミサ 4月 J.S. Bach/ロ短調ミサ曲より Cum Sancto Spiritu, Credo in unum Deum,Patrem omnipotentem,Et incarnatus est Crucifixus,Et resurrexit,Confiteor,Et expecto,Dona nobis pacem