こんにちは!管理人です!
本日は、3/9(土)に開催する「#たにフェス」の内容をご案内します。
◆谷郁指揮4団体ジョイントコンサート
(#たにフェス)
2024年3月9日(土)
開場 16:30/開演 17:00/終演予定 19:30
@武蔵野市民文化会館大ホール
チケット:https://teket.jp/7321/24859
谷郁さんに関わる4団体のジョイントコンサートです。えっ、CAと谷さんって、どんな関係?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、谷さんは、ウィーンへ留学する以前にCAの団員として在籍していた期間があったんです。
そのご縁から、日本に戻られてからはCAのアンサンブルトレーナーとして、音楽監督の雨森先生とはまた別の知見・アプローチ法でご指導いただいております。
その関係から、今回ジョイントコンサートへ参加させていただく運びとなりました。
今回、CAが単独ステージで演奏いたします曲は、
・6 Lieder und Romanzen(6つの歌とロマンス)
・All meine Herzgedanken(私が心に思うのは)
作曲:J.Brahms
以上、ブラームスが紡いだ珠玉の小品7曲です。
「6つの歌とロマンス」では、せむし男のおとぎ話、恋に恋する少女、歯の浮くような女性への口説き文句といったわかりやすい詩作から、ゲーテの抽象的で示唆に富んだ作品まで、様々な世界観が展開されています。
「6つの歌」ではなく「6つの歌とロマンス」というタイトルを与えたところに、ブラームスのこだわりが垣間見えます。
単独ステージを締めくくるのは「All meine Herzgedanken」。
おそらく恋に敗れた直後の人の、行き場のない有り余る感情を6声で抒情的に歌い上げます。
実は今回の作品たちは、2019年に取り組み始め、2020年春に全曲披露する予定でした。
ですが、谷さん×CANTUS ANIMAEの主催演奏会での初披露となるはずだった演奏会は、新型コロナウイルスの流行により残念ながら中止となりました。
コロナ禍や他の作品との兼ね合いで、休眠・熟成を挟んで足がけ5年。
昨年の東京都合唱祭では上記から3曲を抜粋で演奏いたしましたが、今回、ようやくこの作品たち全曲をステージを通してお客様へお届けできることに、団員一同感慨もひとしおです。
本場ドイツ・オーストリアで学ばれた谷さんの発音指導や緻密な音楽作りに、CAの作品への愛と情熱が組み合わさったブラームスをお楽しみください。
合同ステージでは、今年生誕200年を迎えるブルックナーから、Messe in e-mollを出演4団体+ブラスアンサンブルの皆様と一緒にお届けします。
日本で演奏されることは比較的少ないかもしれません。
ブルックナー特有の、荘厳さの中に技巧が張り巡らされた難易度の高い作品です。今回は、素晴らしいブラスアンサンブルの力をお借りして、ブルックナーの描いた祈りの音楽を歌い上げたいと思います。
谷さんが紡いだ音楽の輪に、たっぷりと浸っていただけましたら幸いです。
皆様のご来場、お待ちしております!