コンクール室内部門への出場について

CANTUS ANIMAEは、創団以来全日本合唱コンクールに毎年参加してまいりましたが、今年度は新しい試みとして、3団体で大学職場一般部門 室内合唱の部にも出場します。

合唱の原点である少人数での演奏に取り組むことで、メンバーひとりひとりのアンサンブル力を高めることが目的です。

参加する3団体それぞれについてご紹介します。


●PRO MUSICA VIVA

私たちPRO MUSICA VIVAは、ルネサンス期の合唱音楽に取り組んでいます。
課題曲はジョスカン・デ・プレの「Ave Maria」、自由曲はモンテヴェルディ「Lagrime d’amante al sepolcro dell’amata(愛する女の墓にながす恋人の涙)」より3、4、5を演奏いたします。ルネサンス・ポリフォニーやマドリガーレには初挑戦というメンバーもいますが、「純正なハーモニーでルネサンス音楽の様式を備えた演奏を!」「イタリアの方にも歌詞のニュアンスが伝わるような演奏を!」という目標を掲げ、楽曲分析やアンサンブル練習に取り組んでいます。


●MUSICA FERVIDA

わたしたちMUSICA FERVIDAは、課題曲に選んだ「Deep river」を中心に、人間らしさにあふれる三善作品を情熱的に歌おうと集ったチームです。
自由曲にはクレーの絵本より「選ばれた場所」、黒人霊歌集より「Joshua fit the battle of Jericho」、動物詩集より「ひとこぶらくだのブルース」と、Jazzやブルースのリズムに、人生を煮つめたいぶし銀の魅力を乗せて、指揮者無しの演奏に挑戦します!
Jazzとは?ブルースとは?それらを合唱音楽に融合させた三善晃先生の真髄とは?といった課題を私たちなりに紐解いた演奏を、どうぞお楽しみに。


●ラ・フォリア

私たちラ・フォリアは、一人ひとりが持つ感性を主体的に発信し、『今ここで生まれる音楽を大切に』をモットーにアンサンブル力を磨いています。
課題曲は「七里浜」を、自由曲は、才能あふれるピアニスト、降籏奈月さん、橋本瞳里さんをお招きし、ブラームスの「Liebes lieder Op.52」より8、16、10、11、12、18を演奏します。全曲3拍子のワルツで、ロマン派の音楽らしく人の愛と喜び、そして苦悩を表現します。ドイツ語の語感を大切にしつつも、自然なテンポの揺れの共有や寄り添いなど、湧き上がる音楽の共振をお楽しみください。


今年度の東京都合唱コンクール・室内合唱の部は9月22日文京シビックホールにて開催されます。
是非、我々の演奏を聴きにお越しください!
https://tokyochorus.com/event/concour/